また 黄金町バザール2011 を観に
横浜 へ。
前回訪れたのは 公開制作中の8月,
今回再訪してみたら作品が完成していたり、展示が入れ換わっていたり
または作品に手が加えられていたりと いろいろな変化を確認。


上 8月↑ 下 9月↓


スタジオの外壁に自分の持ち物の形をトレースすると
その中に模様を描きこんでくれるという
マーク・サルヴァトゥスさんの作品、
私も
8月の時に自分の携帯をトレースさせてもらったのだが
ちゃんとそこにも模様を描きこんでもらえていたので嬉しかった。
他のトレースされた形を見ていると、日傘や扇子、帽子などが多く、
嗚呼、夏の跡。と トレースした人達に想いを馳せていたのだが、
良く見たら鳩の形もトレースされていた。
は、鳩!?
大岡川沿いに展示されていた鳩が ここにも痕跡を残したのだろうか?







さとうりささんのは大小2作品展示されていた。
"こはち"が閉じ込められた小さい作品は可愛らしかったのだが、
大きい作品は柱が邪魔な高架下に展示されていたので
全体をちゃんと見渡す事が出来なかった。
とりあえず作品と一緒に記念撮影をして大きさ比較をしておいたが
もっと広い場所で観たかった気もする。
高架下という半屋外で薄暗く、どこか閉塞的な空間は面白いが
そのスペースと空気に似合う作品は限られてしまうだろう。


竜宮美術旅館の2階では
狩野哲郎さんの作品の一部として
網が廊下に張り巡らされていて
そこをくぐり抜ける私達は
蜘蛛の巣にかかった虫のようだった。
いや、竜宮城なら
網にかかってしまうのは 鯛やヒラメの魚達だろうか?

1階の展示室の壁から やはり草が生えていた。
それは作品と合うようにも思っていたが
単に壁の隙間から生えちゃったのど根性草なのだという。
「昭和20年代の建物ですからねぇ、あちこち隙間があるんですよ。」
とスタッフの方が言っていた
台風の時は雨漏りもひどかったそうだ。
折角、美術館としてリノベーションされたのに
数奇な運命を辿ってきた特殊旅館だったのに
時間を経なければ出せない味わいがたっぷりなのに
来年春には取り壊されてしまうというのだから
とても惜しい。




黄金町バザールは
作家さん達が実際黄金町に滞在して作品を制作しているケースが多いらしい。
町で作品を創るから作品も町の空気を吸いこんでしまい、
作家さんもその場所に居過ぎて作品と展示のスペースが
自分の生活の部屋のようになってしまってる、
まるで自分の部屋に招きいれたかのように作品を魅せてくれた作家さんもいた。
黄金町バザールでは町と作家と作品の関係性が
とても密接で暖かく感じられたのが印象的だった。





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初黄・日ノ出町地区(初音町〜黄金町〜日ノ出町地区)の特殊な歴史が語られる際には
”終戦後からバラックが立ち並び〜”や”青線地帯”等の単語が頻出していたので
この地域が抱える問題というのも昔の話なのだと思っていたが、
横浜開国博に向けて県警による違法店舗の追い出しが2005年に始まったというから
今世紀の話、つい最近の話だったのだ。
確かに町を歩いていると明らかに普通飲食店ではない
特殊な間取りの建物が残っているのを見かける、
そういうかつての重さも持ちながら、
川沿いのこじんまりとした生活の町の雰囲気と
さらに町に滞在する作家さん達のアートなオーラが混在した
ちょっと面白い町だった。








