2012年10月05日

★古民家岸邸★

岸さんちに おじゃましよう。
1階西側厠前 松皮菱の硝子障子 厚木古民家岸邸.jpg
国道412号線からちょっと入って
荻野の 古民家岸邸 を見に行く
明治24年に建てられた近代和風の農家建築
当時の生活様式を今に伝える貴重な文化財として
厚木市の有形文化財に指定されている古民家

鶴の襖 引手 厚木古民家岸邸.jpg

柱や天井の板など しっかりと厚く
良い木材を随所に使っているらしい。
透かし彫りの欄間や
松皮菱型の欄間に障子を嵌めこむ意匠など手が込んでいる
火鉢 1階客間 厚木古民家岸邸.jpg
西側客間に大きな火鉢
縁には螺鈿や金色で菊が描かれている

火鉢と火箸置き 1階西側客間 厚木古民家岸邸.jpg1階西側客間 鶴の透かし彫り欄間 厚木古民家岸邸.jpg松皮菱の欄間に籠目の障子 炬燵 硝子ランプシェード 母屋1階階段室 厚木古民家岸邸.jpg1階広間 厚木古民家岸邸.jpg

2階に昇ると 3間続きの広い畳部屋
母屋2階 厚木 古民家岸邸.jpg
東側奥の壁は明るい群青色とでもいおうか
ゴシック家具が似合いそうな、畳の和室には意外とも思える色の漆喰壁
上の画像右側の黒っぽい襖には銀箔が貼られているそうだが
今では光沢感は薄れ 味わいのある渋い表情に代わっている。

2階襖引手 厚木古民家岸邸.jpg3間続きの2階 厚木古民家岸邸.jpg2階西側 付書院欄間 厚木古民家岸邸.jpg

西側には赤い色ガラスと氷紋文様のガラスとで
市松模様のステンドグラス
2階西側 市松文様のステンドグラス 厚木古民家岸邸.jpg
西日の頃は赤い色硝子を通した光が室内を染めるのだろう。

2階建て増し部分だという小さな洋室の本棚
本棚を見ればその人が分かるというが どんな人が暮らした家なのか?
2階洋間本棚 厚木古民家岸邸.jpg
岸邸は女優の岸恵子さんの親戚の方のお家だそうで
戦時中は岸恵子さんもここに疎開していたのだとか。
八角形の小卓や 扉のふっくらしたハート型の小窓など
小さいながらもこだわりの感じられる洋室であった。

2階神代杉の三尺幅天井板 古民家岸邸.jpg階段 厚木古民家岸邸.jpg2階洋間 古民家岸邸.jpg洋間本棚 古民家岸邸.jpg

建てられたのが明治24年では
住居にガラスを使うのはまだ珍しかったらしい。
様々な文様を凝らしたガラスが多く、
そのガラスも障子の代わりのように使われている。
赤色硝子と氷紋ガラスの市松模様ステンドグラス 厚木古民家岸邸 (1).jpg2階縁側硝子障子 厚木古民家岸邸.jpg色硝子とギヤマン細工の小窓 1階土間 古民家岸邸.jpg

厚木市では映画やテレビなどのロケ誘致を行っており、
映画「静かなるドン」やテレビドラマ「不毛地帯」
カロリーメイトのCM等も この古民家岸邸で撮影されたとのこと

シャンデリア2階洋間 古民家岸邸.jpg雛芥子の花ランプシェード 古民家岸邸 .jpg切子ガラスランプシェード 1階階段室 古民家岸邸.jpg吊り照明 母屋1階十八畳広間 踏み天井風格天井 古民家岸邸.jpg

今回訪れたのは8月の午前中、
古民家だからエアコン等の快適家電など無く、
気持よく開け放した窓から熱風と蚊が入ってくるので
実は長居が出来なかったのが残念。
次は風の心地良い季節に
西日が2階の赤い色硝子を活かす時間帯を狙って訪れてみたい

2階南側ガラス障子 古民家岸邸.jpg玄関屋根瓦 古民家岸邸.jpg2階増築部外壁 古民家岸邸.jpg
屋根瓦 古民家岸邸.jpg鶴透かし彫りの欄間 1階客間 古民家岸邸.jpg薬医門 古民家岸邸.jpg

古民家岸邸
住所:〒243-0201
  神奈川県厚木市上荻野792-2
電話:046-291-0201
HP:http://www.city.atsugi.kanagawa.jp/kankou/culture/temple/d020576.html
ラベル:厚木 神奈川 建物
posted by さくらん at 10:25| Comment(17) | TrackBack(0) | おでかけ記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちはー。さくらんさん、いつもながら
いろんなところ、発見ですね。

ガラスがきれい。

障子のように模様が・・
どうやってつくられたんでしょうねぇ・・・
時代に思いをよせて。ではっ
Posted by あられ at 2012年10月05日 12:30
一転 落ち着いた古民家も良いものですね。
室内撮影でもステンドグラスがあるなら光が差し込む時間帯を狙いたいですね
和風古民家にステンドグラスがあるという意外性がまた良いですね。
Posted by 浩平 at 2012年10月05日 12:32
さくらんさん
素敵な古古民家岸邸

すばらしいお屋敷ですね
管理が行き届いていて保存上程がすごいですね
Posted by ryuji_s1 at 2012年10月05日 13:16
★★>> あられ さん
明治時代の模様ガラスも
とても細かい模様なのですが
どうやって模様付けしたのか・・・スゴイですね。
古民家岸邸は100年人が住んだお家だそうですが
100年の時の流れにゆっくりと思いを馳せるのも
楽しそうです。



★★>> 浩平 さん
そうなんです、明るさやらホワイトバランスや色温度をいじれば
もう少しステンドグラスの色を出せたのかもしれませんが
赤いのがあるな?程度の写真になってしまって
本当に悔しいです (ノД`)
畳の間にステンドグラスがあるというのが
とても意外でした。



★★>>ryuji_s1さん
素敵な古民家でした。
建築の事など分からない私ですが
靴を脱いで畳の上を歩くのは
なんだか気持ちが落ち着いて楽しかったです。
ボランティアの方が丁寧に手入れされているそうで
この日もお掃除を丹念にしている姿が見えました。
Posted by さくらん at 2012年10月05日 13:34
こんにちは^^ 本当に素敵な
小民家ですね〜 小民家って言う感じじゃなく本当に素敵なお家って感じがします^^
ステンドガラスや古い書物等、年代を感じさせる品物も有り、でも、気品が有る品々に囲まれて本当に素敵な一時だったでしょうね^^
確かに、その時期だと、今年の暑さではサウナ状態だったと思います。。。
我が家は典型的な小民家ですから。。。
今月に有る妙心寺の催しに行きたいけど、あれから、来ない。。。涙
Posted by じゅんこ^^ at 2012年10月05日 15:19
岸邸・・・
明治時代の近代和風建築というのが
なかなか渋くていいですね(^o^)

聖天宮、行きましたよ☆
情報、ありがとうございます♪
なかなかいいお寺だったので、
うちの奥さまが喜んでいました。

ところで・・・
係の人に聞いたら
あのくり抜きになっている
丸いかごのような石細工は
貼り合わせだそうです・・・
こっそりと教えてくれました(^^;)
Posted by ずぅ at 2012年10月05日 16:28
これまた素晴らしい建築物…!
1枚目からただの古民家とは趣が違うと感じました。
2枚目以降、息をのみつつ拝見しました。

ただ保存されている古民家なら、うちの近くにもいろいろあるんですよ。歴史的な有名人所縁のものもありますし。

でも、それとは大きさも調度品や設えの美しさがまるで違う…。

今回も、目の保養になりましたね!
Posted by もも at 2012年10月05日 20:06
ステキな建物ですね〜
Posted by タミリン at 2012年10月05日 23:15
★★>> じゅんこ^^ さん
こんにちは、お土産ハガキ有難うございました!
京都の方が見れば明治の建物なんて新しいじゃないの、って言われてしまうかもしれませんが
このあたりだと文化財指定になって大切にされます。
そうなんです、暑かったですねー(^^;)
汗掻くわー蚊にあちこち刺されるわーで
じっとしていられませんでした、本当はお庭とか眺めてゆっくりしたかったんですが。
次は妙心寺のイベント狙いですか、
袈裟が似合っていただけあって、
寺社や文化財巡りがお好きな方なんですか?
それともいにわさんの趣味かな??
あれから来ない〜、ってこの前がつい最近じゃないですか!ヽ(`Д´)ノ
ま、会いたいと思う時間は一日千秋ですよねぇ★


★★>> ずぅさん
巾着田と聖天宮をセットで行かれたんですね!
噂の仲良し奥様も聖天宮を喜んでくださいましたか
かなり見応えありますよね。
え?ええー?ΣΣ(゚д゚lll)籠のような石細工は
後から貼りあわせたモノでしたか!?
そりゃお恥ずかしいっ、
でも聖天宮のスタッフさんがわざわざ近づいてきて
この石はすごいんですよ、こういうのは台湾じゃなきゃ出来ない、台湾でもこんな細かい事を出来る人は少ないんですけどねと言っていたので
ブログで紹介しちゃったんですが・・あれれ?
あのスタッフさんの話はなんだったのだろう??


★★>> ももさん
ひとくくりに古民家といってもいろいろありますよね
農耕具を展示するような施設だったり
復元という名の改築済みの建物だったり・・・
この岸邸の場合は元の状態が良かったことと
自治体がロケ誘致に力を入れていることもあって
いろいろ手入れされているようでした。
私には分からないのですが、説明文によると
かなり珍しい木材や家具を揃えているとのこと、
お庭に植えられた木々も立派なようでした。
こういうのを数多く見ていけば少しは分かってくる・・ようになればイイなぁ・・(^^;)


★★>>タミリンさん
和風建築の中に洋風を取り入れてみたり
豪華な造りだったり、ちょっと面白い建物でした。
私的には3枚目の写真にある火鉢と
火鉢横の火箸置きが気に入りました。
火鉢の部屋はお庭の池に面した客間で
居心地が良さそうでしたよ。
Posted by さくらん at 2012年10月05日 23:23
「壹岐くん!これが最後やで!」不毛地帯は見てました。大門社長の豪快さ大好き! 立派なお庭とか映ってた気がしますが岸邸だったのかなあ。
火箸置きがなんだかカワイイじゃないですか
ハシを置くためだけにこういうグッズがあるなんて知りませんでしたわ。
Posted by わち at 2012年10月06日 13:55
こんばんは。厚木にもこんな古民家が
あったんですね。岸さん一家は在住ですか?
住んでいたらすごいですね。
Posted by まるも at 2012年10月06日 21:41
またまた素敵なところに行かれていたのですね
古民家、すごく興味があります
電灯シリーズいいなぁ〜
どれも凝っていて、そして、なんてキュートなの?
襖絵や火鉢なんて、そこに本物があるみたいに鮮明に撮れていて・・・さくらんさんの写真はいつも撮ってもリアルで感動ものです!
蚊と闘いながらの撮影?
お見事です!

考へるヒント←このタイトル気に入りました!
Posted by kana2 at 2012年10月07日 00:28
★★>> わち さん
不毛地帯では通産大臣久松清蔵(伊東四朗)さんの自宅として撮影されたそうです、覚えてますか?
火箸置きはころんとして可愛いですよね、
ちょっとしか使わないのに、むしろ無くても良いようなモノに
装飾を凝らしたりするのがお洒落で贅沢な事なんでしょうね、憧れです。


★★>> まるも さん
厚木の結構奥の方だったので
農家建築で農耕具の展示でもしてるのかと思っていたのですが・・
和風でモダンなお家だったので私も驚きました。
岸さんは厚木市に家やお庭を寄贈されて
今は住んでいないそうです、
でも本棚に残された本等見ていると
人の気配を感じてしまいますね。


★★>> kana2さん
電灯デザインがキュートですよねぇ、
明かりが灯ったらどんな雰囲気になるのだろう!
材質とか細工の素晴らしさとかは分からないので
なんだかカワイイと思う物ばかり写真撮ってました。
古民家、こういう場所って人が少ないし
結構穴場みたいです、音楽会とか発表会等イベントスペースとして貸し出すこともあるらしいので
kana2さんのようにいろいろされてる方なら
新しい使い方がありそうですね!
Posted by さくらん at 2012年10月07日 01:03
すごい、これでこそ古民家、これで普通のお宅なんてすごいわ。
パリのおばさま(知っている人はかなり古い方(#^.^#))の御親戚なのですね。
こんな近くにこんな立派な装飾のお宅が
あったとは。恐れ入りました。
長野の古民家は正直私の家と何ら変わりがなかったと友達にいわれましたが、ここはすごいです。
不毛地帯で見たことがあるような素晴らしいお宅です。感動しました。
Posted by yottyan at 2012年10月11日 11:05
★★>>yottyanさん
パリのおばさま〜岸恵子さんが(疎開で)
暮らした家があるというのが厚木荻野の自慢のヒトツだと聞きました。
yottyanさんのお家は長野の古民家と変わらないほどスゴイということですね!
広くしっかりした作りのお家なんでしょうね、
そのお家を今に使い続けていることが一番格好良いなぁ。
海老名にも市で公開している今福薬医門や温故館などがあるそうなので
行ってみたくなりました。
Posted by さくらん at 2012年10月11日 16:15
なんと素敵なお宅!
岸恵子さんのご親戚なのですか。

硝子の障子(?)に陽が入るところを
見てみたいですね。
細部まで凝っていて見飽きないですね。
電灯の傘のお花がかわいいわ〜
Posted by むんみー at 2012年10月17日 23:30
★★>>むんみーさん
いつもコメントありがとうございます!
岸恵子さんの親戚の家、一時過ごしていた家があるというのがこの近辺の自慢のヒトツだそうです。
硝子だけど障子みたいですね、しかも赤と白の市松模様だったり凝っていました、
午前中に行ってしまいましたが
西日が硝子を通って影を落とす様子も見たかったです。
Posted by さくらん at 2012年10月18日 11:58
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