2009年09月10日

★アイ・ウェイウェイ展―何に因って?―★

アイ・ウェイウェイ展―何に因って?―会場に入って驚いた、
作品撮影OKだったのだ。

撮影に関する注意書きはあったのだが
その中にはブログ個人発信媒体への掲載容認するかのような表記も見られ
世相への対応美術館度量さとが伺えた。

艾未未 「コカ・コーラの壺」.jpg

中国人クリエイター艾未未(アイ・ウェイウェイ)
恥ずかしながらこの時まで氏の事を存じ上げなかった。
伝統工芸モチーフにしたかと思えば巨大建築を手掛けてみたりと
作品は広いらしいのだが、
聞けば北京オリンピックで一番有名だった会場
”鳥の巣”設計者一人でもあるという。
しかし、オリンピック開催には反対
本来なら出席すべきオリンピック開会式等のイベントには
出席しなかったそうだ。 
反対しつつも関わっていた矛盾めいている。

艾未未「フォーエーバー」 永久社製自転車.jpg

会場内を踏み入れて
まず刺激されたのは意外にも嗅覚だった。
爽やかな香り、お茶
「1トンのお茶」という
1立法メートル1トンという数字的にもこだわりが感じられる作品
発酵させる為の中国伝統的手法
プ―アール茶圧縮したのだという。
艾未未 「1トンのお茶」.jpg
同じく圧縮したプ―アール茶の形に積み上げた
「茶の家」天窓から差し込んだの中に浮かびあがる。
りが充満した空間といい、自然光にふんわりと包みこまれて
軽やかに見えてしまう感じといい、現実感が薄められて行く。

艾未未-何に因って?- 「茶の家」.jpgAI WEIWEI AccordingToWhat? 「一杯の真珠」「1立方メートルのテーブル」「無題」.jpgアイ・ウェイウェイ展―何に因って? 「無題」 .jpg

天井でうねっていた布製大蛇
艾未未 「蛇の天井」.jpg
「天井の蛇」
小学生ランドセル(布製リュック)千人分をつなげた作品
2008年に起きた四川大地震被害にあった小学生達への
鎮魂歌として制作されたのだとか。
まだ記憶に新しく、痛ましかった災害の事を想いながらを見ていると
天井を這うを見上げているのか、それとも自分が上から見下ろしているのか
分からなくなりそうな不思議浮遊感

「暫定的な風景」という作品
建築途中景観記録した写真シリーズだ。
アイ・ウェイウェイ展―何に因って? 「暫定的な風景」 .jpg
単純巨大建築物無骨さや雄々しさを眺めているのは好きなのだが
やけに広い場所から撮影している写真ばかりなのに気が付いた。
土地国有化されている中国では買収交渉せずに開発可能なので
開発が決まった途端広大敷地一気更地とし
あっという間に超高層ビルを造り上げてしまうのが
普通であるらしい。
そんな広大さやスピード感も含めて中国らしさというコトか。
艾未未 「暫定的な風景」.jpg 艾未未 「断片」.jpgAI WEIWEI according to what?.jpg

一見
端正スマート形態作品群だが
民族的なモノを色濃く出し
訴えかける力の強い作品ばかりであった。

AI WEIWEI展ー何に因って?ー「平行棒」.jpgアイ・ウェイウェイ展 何に因って?「月の箪笥」 .jpgアイ・ウェイウェイ展―何に因って? 「二本足のテーブル」 .jpg

SKY AQUARIUMVと同じ 六本木ヒルズ52階森美術館にて
11月8日(日)まで。

艾未未 [FOREVER」.jpg艾未未 「フォーエバー」.jpg艾未未 「漢時代の壺を落とす」.jpg艾未未 -何に因って?- 「着彩された壺」.jpg

posted by さくらん at 23:24| Comment(18) | TrackBack(1) | おでかけ記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
プーアール茶、固いヤツは本気で固いですよねー。
コレもかなり固いのかなあ…
1tって、一生飲めるぐらいの量なのかなあ…
ああ、オイシいプーアール茶が飲みたいなあ…

と、そこからいつまでも思いが離れなくなって、
それ以降がアタマに入ってこなくなっちゃいました^^;;
これはワタシが食い意地が張ってるワケではなく作品のチカラだと信じたい!
Posted by Hirokazu at 2009年09月11日 00:31
写真のOKな美術展ってあるんですね☆
中国の現代作家の作品って、日本での個展は珍しいのかな。
有名な人なんですね。

前回のスカイアクアリウムの記事、コメントした気でいたけど、
してなかったみたいですね。。。

撮影ができるならば、行ってみようかな(^_-)

でも、
六本木って…
なんか…場違いで…コワイ…(T_T)
Posted by ずぅ at 2009年09月11日 11:25

★★>> Hirokazu さん
ああ、それは食い意地ではなく
作品のチカラと私の文章力の無さですね(^^;)
固めたお茶ってそんなに硬いんですか?
さすがに触れませんでしたがかなりみっちり固そう
ではありました、
なにせ1トン、部屋いっぱいのお茶を固めたという・・・
って云われても数字が大きすぎてピンとこないですねっ、
涼しくなってきたこの季節、ベランダの風に吹かれながら暖かい中国茶を飲むのが幸せだったりします♪


★★>> ずぅ さん
撮影OKだなんて嬉しいですよね、
許してくれた美術館&アーティストさんに感謝したいぐらいです!
お洒落ハマっコずぅさんならきっと楽しめますよ〜★
ありゃりゃ、前記事へのコメント反映されませんでしたか(TT)
自分でもたまにエラーになってコメントが記録されない事があるんですが
不快な思いさせちゃってスミマセンでした。
m(_ _)m
Posted by さくらん at 2009年09月12日 07:57
さくらんさん
素敵な美術展 素晴らしい作品を
素晴らしいです

コメント有り難うございます

ぜひお楽しみ下さい
嬉しいです
Posted by ryuji_s1 at 2009年09月12日 08:33
さくらんさん、こんにちは^^
先日僕も行って来ましたよ〜♪

さくらんさん、なかなかいいカットで写真を撮られていますね!
こういう展示会はやはり実際に自分の目で見て肌で感じるものだと思います。
写真や映像からは伝わらないものがありますからね〜
正直、この展示会は期待をしていなかっただけに、
目から鱗の軽いカルチャショックを受けました^^
Posted by cyaz at 2009年09月12日 08:51
さくらんさん、見てきましたよ。
本当にさくらんさんの写真は
お見事です。
実際見るよりもインパクトが
ありますね。
さくらんさんのブログを見ていたおかげで
楽しめましたよ。
プーアール茶も、写真の部屋も
すごかった。

でも、あの何気なく展示してある
物から、見たいと思う気持ちにさせる
さくらんさんの映像は、
お見事です。

お茶を見ていたら、中国茶を
飲みたくなり、帰りに東方美人茶を
飲んでしまいました。

情報ありがとうございます。
Posted by yottyan at 2009年09月12日 09:21
★★>> ryuji_s1 さん
机や自転車を壊して
ヘンな形に組み立てたりと
面白い展示でした。
この野菜値段が上がっている中でも
トマトはあまり変化無かったので助かります、
トマトをグリルするという発想がなかったので
とても新鮮でした、早速作ってみようと思います♪


★★>> cyaz さん
私も鳥の巣の資料を見てみたいなぁ〜ぐらいの気持ちで行ったんですが
他の展示がそれぞれ面白かったので満足して帰ってきました。
音声ガイドが無料だったりするのも素晴らしいし、
なんといっても撮影OKにはシビレました!
テーマの深さにも考えさせられましたが
自転車組み上げたフォーエバーなんか撮ってて楽しかったなぁ!
それに小泉明郎さんの映像作品も良かったです。
cyazさんのブログは今六本木やお台場の記事なんかも非表示にされてるんですね?
また見られるといいなぁ〜。



★★>> yottyan さん
近場で、と云われてましたのに
あまり近場でないスポットをおススメしてしまってごめんなさい。
でもあの香りに包まれたら中国茶飲みたくなっちゃいますよね、
私は台湾で大量にジャスミン茶や金木犀茶、
レモングラスティーを買い込んでしまったので
最近毎晩飲んでいるんです、
あの香りや温かさに心が落ち着きますよね。
私のブログでは伝わらなかったと思いますが
実際あの会場でお茶を嗅いだりイスに座ったりすると
感じるモノがありますよね。
あと、森美術館では少し暗めの展示室を抜けて
最後の資料室(本や建築模型が展示してあった部屋です)に出ると
展望室からの眺めが広がってるのが好きです、
美術館っていうちょっと重い空気から
空の明るさに引き戻される気がするので。
Posted by さくらん at 2009年09月12日 10:44
ツボの写真があったから焼き物とか陶芸の人かとおもったらそういうのではないのかな?
ツボもコカコーラだし・・。
写真シリーズで足もとにも写真があるのがいいね
Posted by 種子 at 2009年09月12日 11:15
鼻からくる幸せって、かなり幸せレベルが高いと思うわ
目や耳はもちろんだけど、鼻は不意打ちだからね(笑)
1枚目2枚目の写真すきだわぁ
どれも綺麗に撮ってるよね
カメラとすっかり仲良しになったのね
私は時々かなり嫌われています(笑)
Posted by kana2 at 2009年09月12日 16:40
爽やかなお茶の香りがする展覧会って
素敵ですね。
しかもそれが作品であるとは!
私も最初の写真に惹かれました。
作品も展示の仕方も面白そうですね。
Posted by ふぴこママ at 2009年09月13日 09:04
★★>> 種子 さん
ツボにしてもお茶の圧縮にしても
たぶんアイ・ウェイウェイさんが自分の手でやってるんじゃなくって専門の工芸家に依頼してつくってもらったモノにアイさんが手を加えて・・・って
感じなんだと思います、多分。
あーいうクリエイターって不思議な立場よね。
写真シリーズで足元にもあるのって
なんかイイでしょう、ものすごく囲まれてる感じがして
その圧迫感が面白い!


★★>> kana2 さん
そうなんですよ、光や音で刺激してくる展示ってありがちですが
鼻にうったえてくるのは不意打ちでした、
嗅覚と記憶は結びつきやすいっていいますが
似たような香りを嗅いだら
この中国人のおっちゃんのお顔を思い出してしまうかも(^^;)
kana2さんはデジイチくんと仲良しじゃないですか!
私は未だに仲良くなってないですね、
レンズとか汚しっぱなしで乱暴に扱ってるから
カメラに嫌われても仕方ないんですが・・(^^;)


★★>> ふぴこママ さん
展覧会場に足を踏み入れたらお茶の香り!って
かなり意表を突かれました、
他にも天井に作品を這わせたり
作品が大き過ぎてテーマを盛り込んだ部分が見えなかったり
そうきたかーーって思わせる展示がいくつもありました。
作品を理解してはいないんですけど(^^;)
でもこういうのを見るのは面白いですね♪
Posted by さくらん at 2009年09月13日 09:56
森美術館に天窓があったのですか
ビル内なので意外な感じがしました。
あの美術館は面白い人を紹介しますね
最後に見に行ったのは草間弥生さんなので
かなり昔の話になってしまいますが
展示はチェックするようにしているんです。
森美術館は高い場所にあるというのも特徴ですよね。
Posted by 浩平 at 2009年09月14日 02:29
開発するの?
Posted by BlogPetのもちこ at 2009年09月14日 14:21
森美術館からの眺めは最高ですね、東京タワーよりも六本木でしょうな。
中国では土地が国有化されてるんですか
日本との違いを感じますね。
アートから違いを知るっていうのがいいな。
六本木ヒルズで中国といえば梅園が美味しいですよ、
ヤキソバがおススメです。
Posted by GO いくえ at 2009年09月14日 19:19
こんばんは^^ またまた、不思議な世界に迷い込んだみたい^^
相変わらず「神秘」だけど、現実的で、その方は何かを訴えてるのが、なんかしら伝わってきそうで〜
プアール茶、懐かしい〜 高校の頃、ダイエットで飲んでた。。。 良い香りがするね〜
でも、自分の訴えたい事がアートとして、世界中に認められるって本当に素晴らしい事だね〜
確かに、そのお国によって色々規制も有り、自分が自分で無く成る事も有ったりね〜
知り合いの絵描きさんも家の兄も旦那もそうだけど、「売れる物」と「書きたい物は別」で〜 書きたい物、したい事をすると、中々、厳しいかったり〜
まぁ〜結局、趣味の一環に成るのかなぁ〜
でも、「本職」の絵描きさんは「絵が売れない」と嘆いてた。。。 顔に似合わず、凄い優しい絵を書かれるのに。。。 現実は何時も厳しい。。。
Posted by じゅんこ^^ at 2009年09月14日 19:41

★★>> 浩平 さん
確かに、高層ビルで天窓っていうイメージないですね、
それだけにとても贅沢な自然光ですね。
草間弥生!ドットだらけの部屋でしたね、
私も観に行きました、蛍のように小さな光が揺れる暗い部屋も凄かったな・・・
わざわざ展望室内に美術館造るなんて・・って思いましたが
作品を見た後に展望室から広い空を眺められるのって
最高ですね。


★★>> GO いくえ さん
私も東京タワーよりヒルズ展望台の方が良いと思います、
大きなガラスで開放感たっぷりだし、
なにより東京タワーが見えますもの!
梅園ですか、まだ入ったことがないのですが
あの鍋の形が分かる焼きそばは
美味しそうですね、今度行ってみようと思います。


★★>> じゅんこ^^ さん
売れるモノと創りたいモノは別っていうらしいですね、
お兄さんや旦那さんもおっしゃってましたか、
それにじゅんこさんのまわりには優しい絵を描く方もいるんですね。
気持ちを込めて描いた作品と
人が買いたがる作品って必ずしも同じじゃないんですね。
その一方で買い手にしてみても、良いと思えるモノと
お金を出せるモノも一致しないよな〜なんて思っちゃいました、
私は絵やアートを買えるような審美眼もお金もないんですが、
洋服を買う時にあの服が凄くいいな〜って思っても
予算的都合や自分には似合わないとかで別の服を買っちゃったりしますもの(^^;)
理想と現実の間って広すぎる・・・苦笑。
Posted by さくらん at 2009年09月15日 03:13
中国ではランドセルも布なんですか。どういうのが1000個のランドセルなのかわかりませんが
あんまりカワイクないかも・・・・・・
ニュースは覚えています、中国の地震で小学校が倒壊したニュースは可哀想でしたね。関東でも起きると云われている地震、怖いわあ・・。
Posted by わち at 2009年09月17日 07:14
★★>>わちさん
私もどういうリュックなのか分かりませんが
確かに色合いに子供らしさを感じられなくて
可愛くないかも・・・。
ずっと起きる、起きるって云われてる東海地震も
まだ揺れませんし、
9月末には関東メガ地震が起きるという噂があるとか・・・もうすぐじゃないか!?
何を準備しておけば良いんだ・・・。
Posted by さくらん at 2009年09月18日 02:22
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