名護のネオパークオキナワという動植物園での話。
ここでは巨大なネット(網)に覆われた施設内に
鳥達が放し飼いにされており
檻に入っていない鳥達にはじゃんじゃんエサをやっていいのだという。
早速エサを購入し、ドアを開けて入ると
水鳥達が一斉にこちらを向いた。みな興味津々なのだ、私が手に持つエサに。

よちよちと寄ってきた鳥達に向けてエサをまき始めたら
あっという間に囲まれてしまった。
生まれて初めてモテ期到来。
鳥まみれの状態に歓喜していると
なにやら上の方でバッサバッサと音をたてて
湖の向こう側からも鳥達が大挙して押し寄せてきた、 私目掛けて。
まだ来ちゃうのか、こんなにいるのか、鳥、居過ぎだろう。
この時脳裡に浮かんだ言葉は”ヒッチコック”
カワイイ鳥とはいってもさすがに数が多すぎる
しかも1メートルを超すフラミンゴやコウ、ペリカン等の大型鳥も
わんさか混じっているのだ。
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想像以上の高鳥密度に一瞬驚いてしまったが
エサをまく私の動きに沢山の鳥達が一斉に反応してくれる、
鳥との一体感がとても楽しかった。
あの幻の鳥をこの目で見ることが出来た。

がっしりした足、鮮やかな赤いクチバシ、首から腹部への白黒縞模様、
日本唯一の飛べない鳥であるヤンバルクイナだ。
さすがに天然記念物の貴重鳥、
国際種保存研究センターといういかつい施設の
ガラス張り展示室の中に一羽だけが見られた。
ヤンバルクイナを公開しているのはここだけだというから
非常に貴重である、貴重な鳥をこの目で見られた事は嬉しいのだが
さっきまで同じ網の中にいてふれ合っていた鳥という存在が
非情なガラスに遮られてしかも一羽だけで隔離されている事に
寂しさを感じてしまう。
研究センターを出て
先程の水鳥達がいるフラミンゴの湖へ再び入ってしまった
ヤンバルクイナを遠くに感じた心のスキマを埋める為に。
山林の開発や外来種の脅威により
急激にその数を減らしてしまったというヤンバルクイナ、
ここのセンターでの研究・繁殖が功を奏し
いつの日かヤンバルクイナもふれ合いの場に放たれる事を
そしてさらに本来の山原の森に還る事を願いたい。
ネオパークでは鳥だけでなく
動物とのふれ合いも相当のモノ。
その話は後篇で・・・




























